クリーンルーム、医薬品製造施設等の室内微生物除染に最適な過酢酸サイクル除染システムをご紹介します。
クリーンルーム・P3ルーム・動物実験施設等の室内空間の微生物除染に
エスディー・キューブ
<システム販売><除染サービス提供><施設組込み設計提案>
SD cube はクリーンルーム等の実験施設に持ち込んで、空間内に存在しうる微生物を除染する装置です。人に対して安全な過酢酸を用いながら、腐食性・臭気といった過酢酸の課題を克服し、設備機器に対するダメージがないので養生不要で設置機器もそのまま除染できます。設置後は全自動で除染・回収まで行うので、夜間等の施設非稼働時間に除染を行い、除染終了後にはすぐに入室が可能です。品質管理上重要なデータとなる除染ログはデータの完全性(DI)を考慮したシステム設計により保存されます。
特長
- 低濃度ガス化過酢酸によるサイクル除染
- 養生不要・後処理不要の全自動除染
- 局法準拠・芽胞菌6-logリダクション
- 除染ログデータの完全性(DI)に対応
- 除染容量~200m3(1ユニットあたり)
- 最大10ニットを無線接続し1台のタブレット端末より一括制御
- IQ/OQ対応
このような課題をお持ちの方
- ホルマリン燻蒸・過酸化水素の代替法を探している
- 安全な過酢酸を使いたいが、CIがないので躊躇している
- 機器を養生せず機器の表面や内部まで除染したい
- P3ルームからの機器の持ち出しや、クリーンルームへの機器の持ち込みの際の除染
- 飼育動物にダメージのない方法を探している
- 除染後の部屋で作業をする作業者の安全を確保したい
システム構成
SD cubeの1つの除染ユニットは薬剤発生機とターンテーブル(2セット)・温湿度センサ(サーキュレーター)・薬剤回収機・コントローラーからなります。この除染ユニットを除染エリアの大きさや構造に合わせて複数ユニット設置し、それらを除染エリアの外から、タブレット端末を通じあたかも1台の装置のように、無線による制御・モニタリングが可能です。一括制御できるのは最大10ユニット。柔軟な拡張性により、どのような施設でも一度に均一に除染が可能です。
金属への影響
過酢酸は酸化力が強く、腐食しやすい鉄・銅・真鍮などは濡らすとすぐに腐食が発生します。サイクル除染法では濡らさないので腐食の進行は空気中と同じくらい(乾食)、つまりほとんど影響がありません。機器も養生せずそのまま除染できるので、汚染源を残しません。
※この製品は中小企業団体中央会の平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金を利用して開発しました。
カタログダウンロード
SD cube カタログ
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本システムは、機器の販売の他、除染サービスの提供を行っております。資料請求・詳細のご説明をご希望のお客様は、お気軽にお問い合わせください。出張プレゼンテーションも承ります。